この夏行きたくなる魅力的なグランピング7選
兵庫三菱ウェブ編集局
記事 : M.Takaya | 企画監修 : 株式会社六角形(6ck Inc.)
配信日 : 2017年7月1日 08時00分 JST
兵庫三菱Web編集局 | 記事 : M.Takaya
配信日 : 2017年7月1日 08時00分 JST
近年日本でもじわじわ流行ってきているグランピング。一度は聞いたことのある方もいらっしゃるのではないでしょうか。夏のアウトドアシーズンが始まるその前に、グランピングとはなんぞやというところからその魅力まで、サクッとお伝えしたいと思います。
目次 -index-
●グランピングとは
色々と調べてみたところ、グランピングとはグラマラスなキャンピングのこと。ワンランク上の休暇を指す新しい語です。
新しい言葉であるものの、テントなどを持ち運ばずに自然の中で宿泊するスタイルは、従来からとられてきました。小さな小屋でのんびり気楽に過ごすものから、中世ヨーロッパ貴族のアフリカ遠征を起源とするラグジュアリーなスタイルなど、テイストは様々。
「街を離れ自然を感じられるワンランク上の休暇で、しかも宿泊者は大層なキャンプ道具を用意しなくてよい」休暇の過ごし方なんですね。
●日本におけるこれまでのキャンプ
そもそも日本でのちょっと昔のキャンプとは、駐車場からバーベキューコンロや寝袋などの道具を運び、重いパイプを組み立てテントを張っていく、力仕事が求められるイベントでした。
90年代に大流行したオートキャンプでは、テントサイトに車の乗り入れが可能になり、機材運搬の労力が激減!テントも簡易なドーム型へとシフト。オートキャンプ場の「オート」とは、「自動車(英: car, automobile)」のオート。というわけで、三菱のパジェロ、トヨタのランドクルーザープラド、いすゞのビッグホーンなどのRV車が大流行しました。ちなみに、RVとは「Recreational Vehicle (休暇を楽しむの車)」を省略したもので、日本ではステーションワゴン、ワンボックス、ミニバンをさしました。最近ではあまり聞かない呼び方ですね。
●グランピングがキャンプ人口に与える影響
『オートキャンプ白書2016』によると、オートキャンプブームによりキャンプ人口は1996年に1580万人とピークに達しますが、その後は減少。2004年に800万人台を下回ってから、ほぼ横ばいに。ところが、2013年からはじわじわ増加し、2015年には12年ぶりに800万人台にまで回復。その背景には、アウトドア用品の進化、山ガールに代表される女性のアウトドア志向の高まり、訪日キャンパーなどの要素が考えられます。そして、時期的にグランピングもキャンプ人口回復に一役買っているとも考えられます。
●日本におけるグランピング
1. グランピング人気の要因
さて、ヒットの要因には、何が考えられるのでしょうか。これまでザザっと調べてみた私が考察してみました。1点目は、グランピングができる国内施設の増加。2点目は、身軽に快適なアウトドア体験ができること。3 点目は、InstagramやFacebookの流行。この3点が大きな要因と考えます。
2015年10月に後述のグランピングリゾート「星のや富士」がオープン。各種メディアに取り上げられ、グランピングの知名度がかなり上がりました。また、現在Instagramでの「#グランピング」の公開投稿は46,000件以上。「#glamping」では708,000件を超える投稿があります。SNSで非日常体験がシェア・拡散されることで、行ってみたい気持ちが刺激され、さらなる利用者を呼び込んでいる側面もあるのではないでしょうか。
2. 国内におけるグランピングの現状
大注目のグランピングですが、まだまだその定義は曖昧。そのため施設の設備・立地・規模・価格帯も多種多様。グランピングと冠せずともグランピングが楽しめる施設があったり、そのまた逆も然り。新しい概念なので、多少の振れ幅はあるのかもしれませんね。
そんなグランピングは、近畿圏でもいろいろなところで楽しむことができます。その中から少しピックアップして、ご紹介したいと思います。
●神戸から車で行けるグランピング
近畿を中心に、神戸から車で行くことができる素敵なグランピングをご紹介します。思っていたよりもたくさんあるようです。少し遠くはなりますが、富士山からほど近い施設も取り上げてみました。宿泊料金は、ご利用時期や人数、その他の条件で変わってきますので、参考程度にご覧ください。
1. 伊勢志摩エバーグレイズ
- 場所
- 三重県志摩市磯部町穴川1365-10
- HP
- http://www.everglades.jp/
- 所要時間
- 神戸から車で3時間
- 料金の目安
- 「Glamping カリブカヌー付」大人2人一泊 45,100円
- ひとこと
- アメリカンスタイルのアウトドアが特徴的な施設です。BBQはもちろん、カヌーで優雅に遊ぶこともできます。Glampingプランでは、ラグジュアリーな大人の休暇を楽しめるようです。
2. First class Backpackers Inn AWAJI. (FBI)
- 場所
- 兵庫県洲本市五色町鳥飼浦2359
- HP
- https://www.fbi-camping.com/awaji/ , 公式FB
- 所要時間
- 神戸から車で1時間15分
- 料金の目安
- 「キャビン(FRISBY,LUCY MAY)」大人2人一泊 32,000円
- ひとこと
- 略称はFBI。公式HPのCONCEPTを読んでほっこり。ベルギーから輸入したコットンテントや、自然を感じるポップなキャビンが多数あります。どちらかといえば若い層に人気のような感じがします。
3. GRAX PREMIUM CAMP RESORT 京都 るり渓
- 場所
- 京都府南丹市園部町大河内広谷1-14
- HP
- http://www.grax.jp/
- 所要時間
- 神戸から車で1時間半
- 料金の目安
- 「スカイビューテント グランピング」大人2人一泊 20,520円
- ひとこと
- 国指定の名勝地である京都・るり渓で、手ぶらで快適に自然を楽しめるようです。散策路や公園もあるので、京都の自然をゆっくり感じられそうです。
4. NESTA RESORT KOBE
- 場所
- 兵庫県三木市細川町垂穂894-60
- HP
- http://nesta.co.jp/
- 所要時間
- 神戸から約35分
- 料金の目安
- 「早い者勝ち!プレミアムキャビンでご宿泊♪グランピングプラン」大人2人一泊 27,000円
- ひとこと
- 昨年7月にオープンしたのリゾート施設です。神戸と冠していますが、三木にあるのでドライブも楽しめます。スパやアスレチックやスポーツなど、その他の施設も大変充実しています。
5. グランパスinn白浜
- 場所
- 和歌山県西牟婁郡白浜町千畳敷2953-3
- HP
- http://www.grampus.biz/
- 所要時間
- 神戸から車で2時間半
- 料金の目安
- 「トレーラーハウスに宿泊!夜はBBQテラスで熊野牛BBQ&温泉もEnjoy♪」大人2人一泊 29,400円
- ひとこと
- トレーラーハウスは、ゆったりくつろげるキャンピングカーのようなスタイル。白浜の絶景が楽しめるBBQガーデンが魅力的!夕暮れが絶景です。
6. すずめのおやど
- 場所
- 滋賀県大津市葛川細川町7
- HP
- http://suzumenooyad.web.fc2.com/index.html
- 所要時間
- 神戸から車で2時間弱
- 料金の目安
- 6名まで 一泊 50,000円
- ひとこと
- 滋賀の湖北から移築した、茅葺き屋根に土間や囲炉裏のある築120年の純和風古民家です。板戸を外せばよく風が抜けますし、バーベキューもできます。和風のグランピングと呼べるのではないでしょうか。
7. 星のや富士
- 場所
- 山梨県南都留郡富士河口湖町大石1408
- HP
- http://hoshinoyafuji.com/
- 所要時間
- 神戸から車で6時間
- 料金の目安
- 「S Cabin ご宿泊料・夕朝食付」大人2人一泊 120,860円
- ひとこと
- グランピングの知名度をぐっと押し上げた、日本初のグランピングリゾートです。さすがは星野リゾート。まさにglamorousな設備とサービスです。これぞワンランク上の大人の休暇。
8. PICA富士西湖
- 場所
- 山梨県南都留郡富士河口湖町西湖2068-1
- HP
- https://www.pica-resort.jp/saiko/
- 所要時間
- 神戸から車で5時間半
- 料金の目安
- 1泊1棟 55,500円
- ひとこと
- 富士西湖に面しているので、カヌーなどのアクティビティも楽しめます。PICAリゾートでは静岡や山梨のでグランピングを楽しめるようなので、条件に合わせて選ぶことができそうです。
●最後に
グランピングはキャンプのスタイルというよりは、自然の中でホテルのように身軽に快適に過ごすレジャーのようですね。そのため、都市郊外や地方に多いようです。キャンプ道具をたくさん積まなくても良いとはいえ、高速道路を利用し、時には山々を越えて泊まりに行くということもありそうです。グランピングの際には、馬力があったり車内空間にゆとりのある車で、道中も快適なドライブを楽しめると、さらに素敵な旅になりそうですね。