『蘭州拉麺 一天一面』牛肉、大根、 パクチー!? 本場中国の味がついに神戸上陸 【三ノ宮】#90
兵庫三菱Web編集局 | 記事 : N.Nagasaka
配信日 : 2019年2月25日 13時00分 JST
こんにちは。編集局のナガサカです。
皆さんは、お気にりのラーメンってありますか?
家系?二郎系? どれもおいしいですよね。ここ兵庫県の神戸市でも、たくさんのラーメン店がしのぎを削っています。
そんな神戸の三宮エリアに、12月19日、新しいラーメン店がオープンしました。
その名も『蘭州拉麺 一天一面』。
中国ではおなじみだという「蘭州ラーメン」、どうやら普通の日本のラーメンとは違いそうですね・・・ さっそく行ってみましょう!
お店の雰囲気
『蘭州拉麺 一天一面』は、各線三宮駅から徒歩約3分の繁華街の中にあります。
阪急三宮駅の北側、多くの飲食店が軒を連ねる中に、一際目立つお店が。
「蘭州牛肉麺」や、「Produced by Sanpoumen」という文字が見えます。関西ではおなじみのらーめん専門チェーン「三豊麺」によるプロデュースなんですね!
さっそく中へ。 店内の様子はこんな感じ。 広々としていて居心地がいいです。
入り口のすぐ右側が厨房なのですが、なんと、職人さんが麺を延ばしているところが丸見えです!
カメラを向けると、ダイナミックに動いて見せてくださいました笑 なんと、本場中国の蘭州からいらした職人さんだそうです。期待が高まります。
席に飾ってあるのが本物の盆栽で驚きました。
自由にカスタマイズ可能なメニュー
ラーメンのメニューは、「蘭州拉麺(¥790+税)」が基本で、「茶卵付き(¥890)」「肉盛り(¥1,010)」です。
注文は、このような紙に記入して行います。 蘭州拉麺をお好みにカスタマイズし、「茶卵」もつけて注文しました。
オススメのパクチーや葉ニンニクもいただくつもりだったのですが、間違えて「無」にしてしまいました(泣)
次回は必ずいただきます。
蘭州ラーメンとは??
そもそも、蘭州ラーメンって何か、ご存知ですか?
日本では最近流行り始めたそうですが、中国では「中国十大麺」にも数えられるほど昔から人気の料理だそう。
蘭州とは、中国の内陸、西北部に位置する都市です。シルクロードの通過点であったために、漢民族に加えてイスラム系の人々も多くいました。
イスラム教では豚肉は禁止されていますから、「牛肉麺」が生まれるに至ったんだとか。歴史と食文化の密接な関係性が感じられてとても興味深いですね!
また、『一天一面』のメニューによると、蘭州ラーメンは中国語で「一清・二白・三紅・四緑・五黄」という五つの言葉で定義されているんだそう。
『一天一面』ではそれぞれ
一清:清らかな牛骨スープ
二白:上質なスープで煮込んだ大根
三紅:スープを引き立てる辣油
四緑:彩の香菜と葉にんにく
五黄:本場の職人が作る手延べ麺
という風にこだわっているそうです。
実食!!!
注文から5分足らずで、ラーメンがやってきました。
まず、見た目からして全くみたことがないラーメンです。 やはりラーメンに牛肉や大根が入っているのは非常に不思議に感じます。
ラーメンの左上に見えるのが、一緒に頼んだ「茶葉蛋」(茶たまご)です。
これは台湾の名物で、卵をウーロン茶で煮たもの。カラを剥くと中から煮汁が溢れ出すほどしっかりと味付けされていて、黄身までしっとりです。サイドメニューにも余念がありませんね。
では、蘭州ラーメン、いただきます!
まずは、「一清:清らかな牛骨スープ」から。
やはり、不思議な感覚です。ラーメンを食べている感覚ではなく、スープとして提供するために作られたものを飲んでいるような。
10種類以上使用しているというスパイスによって、他の日本のラーメンとは違う複雑な香りと後味を楽しむことができます。
また、イスラム教徒のためという牛肉は、とっても柔らかく、噛むとほろほろと崩れ落ちていきます。
そして「二白:上質なスープで煮込んだ大根」です。
おでんのようには柔らかすぎず、程よい食感を残して煮込まれた大根。たくさん入っている上に、スープとの相性が抜群です。
「三紅:スープを引き立てる辣油」は、スープの中華料理感を一気にアップさせ、さらに食欲を増幅させます。
(「四緑:彩の香菜と葉にんにく」は「無」にしたため飛ばします・・・すみません・・・。)
そして最後に、「五黄:本場の職人が作る手延べ麺」です。
注文を受けてから目の前で仕上げられる麺は、他の場所では食べたことのないモノでした。これほど「モチモチ」という言葉が似合う麺はないでしょう。仕入れた麺をそのまま使うお店では、この食感を味わうことは難しいのではないでしょうか。
ごちそうさまでした。
気がつくと、めったにラーメンのスープを飲み干さない僕が、あっという間に全て飲み干していました。
入店したのは11時ですし、特段お腹をすかしていたわけではありません。 さらに、お店を出た後、なぜかとても爽快な気分になっていました。
普段ラーメンを食べると少し胃が重くなるのですが、今回は違います。 それだけ後味の爽やかなラーメンでした。
最後に
近年ブームの「蘭州ラーメン」。お店は日本中に増えていますが、『一天一面』ほど本格的にスープや麺にこだわった店舗は少ないのではないでしょうか。
きっと新たなお気に入りとなること間違いなし!皆さんもぜひ一度訪れてみてください。
蘭州拉麺 一天一面
- 住所:
- 兵庫県神戸市中央区加納町4-7-7 神三ビル 1F
- 電話番号:
- 078-381-8551
- 営業時間:
- 11:00~24:00
日曜営業 - 定休日:
- 不定休
- 食べログ:
- 一天一面
- 最寄駅:
- 神戸市営地下鉄三宮駅、阪急電車神戸三宮駅より徒歩2分
JR三ノ宮駅より徒歩3分
三宮駅(神戸市営)から211m