「SUV」の人気を販売台数データから読み解く - Part.1（国内編）
兵庫三菱Web編集局 | 記事 : N.Yokoyama
配信日 : 2016年6月10日 08時00分 JST
SUVとは？
2016年現在、自動車市場ではSUVが世界的に販売台数を伸ばしています。SUVとはスポーツ・ユーティリティ・ビークル（英語: Sport Utility Vehicle）の略で、「スポーツ用多目的車」と訳します。
国内で代表的なSUV車種
SUVに力を入れている三菱では「アウトランダー」「アウトランダーPHEV」「RVR」「パジェロ」などの車種がSUVに該当します。他国内メーカーSUVではエクストレイル（日産）、ハリアー（トヨタ）、フォレスター（スバル）、CX-5（マツダ）などで代表的で、コンパクトSUVだとジューク（日産）、ヴェゼル（ホンダ）、スバルXV（スバル）、CX-3（マツダ）などが代表的です。
世界で売れる自動車のうち25%がSUV
2015年の世界での自動車販売台数は約8,800万台です。そのうちSUVの占める割合は25%に達し（約2,200万台）、SUVの市場規模はここ10年で約3倍、2023年には3,000万台を超える見込みとのことです（IHSオートモーティブ調べ）。
そもそもなぜSUVが人気なのか、どんなSUVが売れているのかなど実際の販売台数データ等を見ていきながら、連載していこうと思います。
2015年の国内SUV販売台数推移
まずは、日本国内でのSUV販売台数を見ていきます。上記グラフは2015年度のSUV販売台数推移です。これだけだと、なんか3月だけ販売台数多いねとしか言えませんので他の年と比べてみます。
2014年以降、劇的にSUV販売台数が増加
2012〜2016年4月までの国内SUV販売台数推移グラフです。年度毎に各月で比較してみます。こう見ると、2012、2013年と比べて、2014年以降劇的に販売台数が伸びているのがみて取れます。2016年に入ってからも、微増ペースで推移しているようにみえます。
2015年の販売台数はここ3年で2倍近く増える
実数値でみると、2012年は212,341台、2013年は227,532台、2014年は374,220台、2015年は383,478台となっていて、2015年は2012年の2倍近くまで販売台数を伸ばしています。日本では自動車の販売台数がやや減少傾向にありますが、そのようななかでSUVカテゴリでは劇的に販売を伸ばしてるということになります。
次回以降は、海外でのSUV販売台数はどのような状況か、どんなSUV車種が人気があるのか、そもそもなぜ急激にSUVが売れるようになったのか、などを発信していきたいと思います。
関連リンク
wikipedia - SUV（スポーツ・ユーティリティ・ビークル）
