EV・PHEVのちょっと小話(其之壱)
こんにちは。サービススタッフの山口です。
メカニックの視点で何か発信していこう!という目的で今後もちょいちょい書いていきます。
最近は当社のPHEVを代表にハイブリット車が世の中に多く出回りました。
従来のガソリン車と同じように使えますが、しかしメンテにおいて意外と違う部分も多い。
というわけで、お客様から良くある質問を紹介していこうかな?と思いました。
今回は「PHEVってハイブリットでモーターで走るからオイル交換はあんまりしなくても平気だよね?」という質問内容です。
たしかに、モーターのみで走っている時間がありエンジンが廻っている時間はガソリン車よりも少ないです。(おおよそ半分くらいの時間でしょうか?)
となると、汚れにくい・・・・かというとそうでもないのがハイブリット車の難しい処です。
PHEVのエンジンが始動するときの主目的は「発電」です。実は、この発電の仕事量(負荷)が非常に高いんです。
数値で言うと実に負荷率70%以上!。これはガソリン車が高速道路の上りでアクセルを踏んで加速していくような力が必要なんです。
そのうえ、このような高負荷が必要なくなればすぐにエンジンを止める。
「高負荷⇐⇒エンジンストップ」を繰り返す為、エンジン単体でのシビアコンディション状態が普通に行われます。それゆえに、エンジン運転時間がガソリン車の半分程度でも同じ距離での交換をメーカーは推奨しています。(実際、汚れやすいです)
当店ではエンジンの良い状態を維持するための5000キロに一回のオイル交換、オイル交換2回に1回もエレメント交換を推奨しています。よりよい状態維持におすすめな添加剤も扱っていますので、ピン!ときたら西神戸店までお気軽にどうぞ!