バッテリーいろいろ
こんにちは。西神戸店サービス課の西川です。
立春を過ぎましたが、ますます寒さが厳しくなっているような気がするこのごろです。 寒い関係の記事ばっかりでしたので、ここらで整備士らしく技術的なお話をしてみます。
皆さん充電制御って知っていますか?最近のエコカーはほぼ全部この機能が備わっているといっても過言ではありません。
発電機を回す為の負荷は意外と大きいんです。レース用車両に乗ったことのある人はご存知だと思いますが、市販車両と同じエンジンなのに発電させないだけでとんでもなく速いんです。なので、燃費向上の為になるべく発電させないように、細かく制御する機能を編み出したのです。
具体的には、バッテリー内の電気が十分にあって充電の必要がない時は発電を止め、ある程度電力が下がってくれば発電を再開するといった具合です。そんなベンリ機能のおかげで10年前には考えられなかったような燃費が達成できているんですね。
でもガソリンが減り難くなった反面、バッテリーは大変です。昔の車のバッテリーは5年以上使われることが多かったですが(中には8年という強者も・・・)、近頃はだいたい4年で劣化してくることが多いです。頻繁に充放電を繰り返すのですから仕方が無いですね。
また充電制御車の場合、専用のバッテリーでないと十分に性能を発揮できません。短時間で電力を回復できないと、発電している時間が長くなるからです。
エコに乗り続けるためには、ちゃんとしたバッテリーを使ってくださいね。
長くなりましたので、続きはまた今度・・・