バッテリーいろいろ ２
こんにちは。西神戸店サービス課の西川です。
3月に入り、気温がぐっと上がってきてますね。いよいよ春目前。花粉症持ちにはつらい季節がやってきましたねー。
でもバッテリーにとっては寒くつらい季節を乗越えてやっと一息つけるかな。
ところが。。。
春といえば、進学、就職、単身赴任などでしばらく車に乗らなくなる事があるのではないでしょうか。
そういう時はしっかりした処置をしておかないと、帰ってきた時にはエンジンが掛からなくなってしまいます。
普段あまり車に乗られないお客様から「たまにエンジン掛けてやっていれば大丈夫だよね」と聞かれるのですが、それはＮＧなんです。
始動時に使うセルモータは一瞬にして大電力を消費しますが、車に搭載されている発電機はもともと走行中に使用される電力を補う為のものであって、弱ったバッテリーを充電する為のものではないんです。だから長期間の放置で自然放電しているバッテリーを復帰させるには、弱り具合にもよりますが、城之崎まで温泉旅行に行くぐらい走る必要が有ります
なので1年ぐらい保管されるのでしたら待機電流を減らす為にバッテリーを切り離すことも有りますが、最近の車は電子制御が多く各コンピュータの記憶が飛んでしまい、エンジン不調になってしまうことも有りますのでそこは整備のプロにご相談下さい。
また、10分ぐらいのアイドリングですぐエンジンを止めてしまうと、中途半端に暖まったマフラーの中で結露が発生し、マフラー内部が錆てしまって、最悪の場合、排気漏れを起こしてしまうことが有ります。
1年以上保管される場合は、燃料にも気をつけましょう。ガソリンを出来るだけ満タンにしておかないと燃料タンク内壁の空気に触れている部分が錆びてしまいます。3年以上になる場合はガソリン自体が腐ってしまうことも有りますのでハイオク給油がお勧めです。
それでは皆さん、快調な車で春を楽しんでくださいねー。
