4B11 T/C チューニング実施!
こんにちは、メカニックの山口です。
平成が終わる年ですが、皆様如何お過ごしでしょうか?
さて、今回の作業のご紹介ですが、タイトルにもある「チューニング」です。
愛車のカスタムにも色々な方向性が御座いますが、今回は王道のエンジンパワーを上げるものを行いました。
いわゆる「チューンアップ」とも呼ばれる改造ですね。
普通ディーラーが行うチューンとしては、スポーツマフラー装着やエアフィルターの交換・I/Cパイプの交換なんかが主ですね。
一歩踏み込むと、RALLIART等を代表にエンジンECUをスポーツ用に交換なんかもあります。
で、今回ですが、そこからさらにすすめました。
スポーツ仕様のカムシャフト、いわゆる「ハイカム」装着です。
もちろん、それに合わせた専用ECUに書き換えも行っています。
今回、モンスター製のハイフローカムシャフトに交換しました。
エボ9までと違いエボXの4B11エンジンはチェーン駆動ですので、フロントケースを開ける必要が御座います。
ゆえ、今回は万全を喫するためと、追加メーターや補機類のチューンも兼ねてエンジンAssy脱着で行いました。
距離がすくない優良個体ですので、消耗品の交換は少なめ。
カムシャフトを取り外して交換し、チェーンを貼り直します。
(ここがズレると非常に問題がですので、慎重に確認します)
ケースを戻して、再度車体にドッキング!
この時、同時にスポーツ仕様の大型のラジエータに交換!(パワー増大に合わせて水量の確保です)
プラグは高効率のレーシング仕様で熱価は+1の9へ(ストリート使用です、サーキットなら迷わず10番ですね)
排気効率アップでフロントパイプもモンスター製。軽くて綺麗な曲がり。処理も綺麗!
マフラーは定番ですが音量も控えめで値段も手頃まHKS製のスーパーターボマフラー。良い音ですね。
ECUはカムに合わせてオーダーかけたモンスター製フルレンジECU!(これは現車ECUの書き換えで対応)
組み上がって、始動してみると安定したアイドリングで気難しいところもなく、ハイカム特有のバラツキや低速トルクの低下等も感じず、一旦アクセルをあけるとノーマルとは明らかに違う加速感!
なかなかに良い仕上がりです。
しかも、当然のことながら、保安基準に適合状態ですよ!
乗ってて楽しく、後ろめたい部分など無い、安心して乗れる車を提案しています。
私自身もランサーワゴンEvo-GTに乗っており、自分自身でカムシャフト交換から給排気、ECUの書き換えまでやってますが、手を入れて良くなると非常に乗ってて楽しいですね。
もし「なにかしらのチューニングをしてみたい!」とか「何から手を付けたら良いのか?」とか思われる方は、一度ご相談くださいね!