お客様より「i-MiEV(X)運用開始後1年でのご感想」
こんにちは、営業の楠田です。
アイミーヴにお乗りいただいているお客様から一年間のご感想をいただきました。EVにお乗りの方、これからご検討される方のご参考になればとブログへの掲載を許可いただいておりますのでご紹介させていただきます。
::::以下 転載:::::
昨年3月21日に納車してもらった私のi-MiEV。
兵庫三菱スタッフの皆さまのおかげで納車後無事に1年が経過し
宝塚店のブログでも下記3回取り上げて頂きました。
アイミーヴをご納車させていただきました。
お客様より「i-MiEV(X)運用開始後約半月の感想」
i-MiEV(X)が無充電で何キロ走れるかチャレンジ!from お客様
世間的にもEVと言う略称が定着した電気自動車ですが、
「実際のところどうなん?」とか「購入には踏み切れない」とお考えの方も多いと思います。
皆さん興味はお持ちのようで、自宅外で充電していると声を掛けられることも度々あります。
そこで実際に1年間使ってみた感想や得られた数値を私なりにまとめてみたのでご紹介します。
※あくまで私の実績をまとめたもので全ての場合で同じ結果になるとは限りません。
1つの実例として参考にして下さい。
声を掛けられて聞かれたことはおおよそ下記に集約されます。
1.電気自動車(以下EVと表記)のメリット、デメリット?
2.実際のところ、1回充電して何km走るの?
3.EVでどこまで遠くに行ったことがあるの?
4.家の電気代はどれ位増えたの?
5.1年使って駆動用バッテリーの劣化はあった?
6.どういう使い方ならEVを購入した方が良い?
番号順に記載しますが、まず私が購入した車両等をご紹介します。
購入車両:2014年製 i-MiEV・Xタイプ ヒートポンプエアコン車です。
(家庭用エアコンと原理が同じヒートポンプエアコン車の方が電気温水式ヒーター車より省電力です)
2014年3月21日納車から2015年3月22日(関西電力の検針日)までの走行距離:20032km。
納車から2015年3月22日までの自宅での充電:122回、自宅外での充電:184回でした。
あくまで回数を集計しただけですので、自宅での充電で1時間程度の補充電、
自宅外の充電も3分や5分だけ補充電したものも含めた回数です。
1.電気自動車(以下EVと表記)の意外なメリット、デメリット?
走行中に二酸化炭素(CO2)が発生しない。等の話は皆さんご存知だと思います。
それ以外の意外なメリットでは、
・i-MiEVの最大トルクは1800ccのRVRと大差ないレベルです。
しかもごく低回転で最大値を発生するので町中や狭い上り坂でもとても良く走ります。
2000ccガソリン車と併用している私でも全く不満はありません。
・エアコンは駆動系統と全く別系統なのでエアコンを使っても走りに全く影響しません。
(一充電走行距離に影響はしますが、エンジン車も燃費に影響するので同じですよね)
・エンジンがないのでオイル、プラグ、エアーエレメント、ベルト類がないので交換が不要。
社用車、公用車としてEVを使う場合には上記以外で更に下記メリットが加わります。
・エンジン車と併用することにより万一の場合でも車両全体の稼働不能状態を防ぐことが出来ます。
(東日本大震災ではガソリンが手に入らない期間が長く続きました。電気は復旧が早いので危機管理の面で有効です)
・ガソリンを一切使わず電気のみを使うので、移動に使う電力量は、
電気代の一部として処理できるので事務手続きの低減にも繋がります。
また、オイル交換などもないので作業や代替車両の手配などの業務量低減に繋がります。
・ガソリンスタンドへ給油に行く必要がなく、乗務する人の業務量低減に繋がります。
デメリット?としては、
・1回充電して走れる距離がエンジン車と比べると短い。
(考え方次第とは?と言う部分もあります。3.で詳しく書きます)
・充電スポットがガソリンスタンドと比べると少ない。
充電スポットをまとめたホームページによると全国で充電スポットは現在13000ヶ所以上あります。
最近ではコンビニ、道の駅、喫茶店やカフェなどで充電設備を見かけることも増えてきました。
自宅で充電出来るならば自宅が充電スポットになります。
充電出来る個人住宅や事業所を含めると充電スポットは「約40000ヶ所」あるそうで、
ガソリンスタンドの「約34000ヶ所」より多いと言う考え方もあります。
宝塚店近隣ではイオンモール伊丹昆陽、イオンモール猪名川、つかしん等で買い物や食事の合間に充電できます。
兵庫三菱のホームページをご覧になっている皆様ですのでインターネットは出来る環境だと思います。
充電スポットをまとめたホームページ(GoGoEV)やスマホ用のアプリ(EVsmart)もあるので調べることは簡単です。
2.EVでどこまで遠くに行ったことがあるの?
納車ブログでも書かれていたように納車翌日には下呂温泉へi-MiEVで出かけました。
また、沼津に前泊して箱根、岡山&倉敷、紀伊半島一周、鳥取→岡山、
道後温泉、伊勢志摩などのお泊りドライブでも使用しました。
最近では充電設備が設置されている宿泊施設も増えてきました。
愛知、伊勢、養老、和歌山、出石などの日帰りドライブでも複数回使用しました。
3.実際のところ、1回充電して何km走るの?
エンジン車でもカタログ通りの燃費はなかなか記録出来ないのと同じく
EVでもカタログ通りの一充電走行距離はなかなか記録出来ません。
私の i-MiEV・Xタイプ のカタログ値は一充電走行距離180kmです。
昨年8月には一定の条件下ではありますが、カタログ値以上の一充電走行距離187kmを記録しました。
普段使いでのこの1年間の実績では、春と秋:約120km、夏:約100km、冬:約80kmです。
夏と冬はどちらの季節もそれなりに冷暖房を使用しています。
やっぱり走れる距離が短いとお感じかもしれません。
ただ自宅で充電出来る方なら、電欠(エンジン車で言うガス欠)にならずに
自宅まで戻って来ることが出来れば翌朝には充電が終わっているので全く問題ありません。
(この1年間で電欠は1回もありませんでした)
私の場合、平日1日の走行距離は約30kmです。
普段の使い方での充電は、春~秋:3~4日に1回、冬:2日に1回程度です。
普段の使い方で冬でも1日充電せずに済むならばEVを購入するか検討に値すると思います。
特にクルマが複数台あるご家庭であまり遠出しない使い方も割とあるのでしたら
「私って1日どれ位の距離走っているのかな?」と調べてみてはいかがでしょう?
「調べてみると私の使い方ならEVでも全く問題ない」と言う方も大勢いらっしゃるのでは?
1台はエンジン車、もう1台はEVなら万一の際でも使い分けができます。
4.家の電気代はどれ位増えたの?
この質問は女性から良く聞かれます。光熱費の1つですから。
私の場合で、1ヶ月あたり約1400円増えました。
5.1年使って駆動用バッテリーの劣化はあった?
先月に実施した12ヶ月点検に合わせて調べてもらった結果、新品と同等の容量であることが解りました。
5年もしくは10万キロのどちらか早い方に達するまでに
基準以下まで劣化した場合は駆動用バッテリーを新品に交換してくれるメーカー保証もあります。
6.どういう使い方ならEVを購入した方が良い?
一言で言うなら「普段の使い方で冬でも1日充電せずに済む程度の距離しか使っていない方」です。
休日等のドライブを含めて今の車に乗り出してから兵庫県からだと
近畿2府4県+三重県+岡山県+鳥取県あたりまでしか走ったことがない
と言う方ならEVを購入するか検討に値すると思います。
私は今回i-MiEVを購入して大正解だったと思っています。
今までよりも経済的で気兼ねなく車を使うことが出来、家族でのドライブも増えました。
私なりにまとめたデータは私の営業担当スタッフさんにメールでお渡しししてます。
ガソリン代が高いし、ガソリン給油やオイル交換が面倒。と言う方は一度ご検討されてはいかがでしょうか?
::::::転載ここまで:::::
ありがとうございます。
いかがでしたでしょうか。EVがより身近に感じていただけのではないでしょうか。宝塚店でもアイミーヴの試乗車をご用意しております。気になった方は是非一度乗ってみてください。スタッフ一同お待ちしております。