ディスクローター
おはようございます。
サービスの河本です。
走行も10万キロを超えてきますとブレーキディスクも注意が必要です。
先日ブレーキの点検したところディスクの厚さが
限度値を大きく超えた車が入庫になりました。
片側約-3mm内外合わせて-6mmで
この車に関しては限度-1.6mmでしたので交換を実施しました。
ディスクが薄くなると強度や熱容量が悪くなります。
ブレーキの原理はディスクにパッドを押さえ摩擦で止めるのですが、
摩擦エネルギーがディスクに熱としてこもり
その熱を走行風によって放熱します。
それができなくなるとブレーキフルードに熱がこもり沸騰したりすると
べーパーロックの原因にもなります。
パッドの残量だけでなくディスクの限度も注意が必要です。
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*べーパーロックとは
フェード現象(ブレーキシューやブレーキパッドが高温になって、一時的に制動力が低下する現象。シューやパッドが少し冷えれば、復活する。)を繰り返すと、ブレーキシステム自体が高温になり、ブレーキパイプ内のフルードが沸騰し、気泡が発生します。この気泡が、ブレーキ圧力で変形し、ブレーキ圧を正常に伝達出来なくなって、ブレーキそのものが効かなく現象です。
冷えれば復活しますが、相当な時間が必要なので、ここまできたら、ブレーキフルードの交換とエア抜き作業が必須になります。