豪雨のオートキャンプデビュー戦【マキノ高原|滋賀】
兵庫三菱/姫路三菱 ウェブ編集局
記事 : R.Suenaga / 企画協力 : 株式会社六角形
配信日 : 2021年03月29日 09時00分 JST
はじめに
こんにちは。桜も咲き始め春の到来を日に日に感じ、ワクワクしますね。なかなか旅行にも行きにくい状況ですが、そんな今でも楽しめるレジャーが"キャンプ"ではないでしょうか?
キャンプ初心者の3人で初めてのオートキャンプに挑戦
今までおすすめのキャンプギアやキャンプ飯を沢山作ってきた経験を生かしデリカD5でオートキャンプに行ってきました。今回訪れたのは、滋賀県のマキノ高原キャンプ場です。悪天候な中での初めてのキャンプでドキドキハラハラの1泊2日でしたが、マキノ高原のおすすめポイントと併せて初心者ならではの目線でお伝えしていきたいと思います!
目次
オートキャンプに人気のマキノ高原
滋賀県の湖北に位置する風光明媚なマキノ高原はオートキャンプに人気のスポットです。神戸から車で2時間ほどの距離です。初めてのオートキャンプということで、景色の良さと施設の充実度や立地を考慮してマキノ高原を選びました。
3月のマキノ高原は正直寒かった
キャンプに行く際に気になるのが気温ですよね。3月13~14日にかけて行きましたが、正直とても寒かったです。雨が降っていたこともありますが、マキノ高原自体標高が高いので気温も低く感じられました。ただ、虫が少なかった点では良かったです。
豊富なサイトからお好みの場所を
林間・高原・広場・展望・川・森の隠れ家サイトなど色々なキャンプサイトから選べるのも魅力的です。春には八重桜の見事な天井が楽しめる高原サイトがおすすめです。なかなかお花見にも行きにくい状況下なので風通しの良いキャンプ場でオートキャンプを楽しみながらお花見ができるいい機会かもしれませんね。今回は、星空を鑑賞したいと思い、1番見晴らしが良い展望サイトを選びました。
展望サイトの良かった点
- 一番見晴らしが良い。星の観測にも最適な場所
- 隣との間隔が広めで、プライベート空間で楽しめる
- お手洗いや洗面所が近い
- サイト内にベンチとテーブルがありちょっとした休憩に良い
展望サイトの悪かった点
- 砂利や石が多くて、ペグが打ちにくい
- サイトに入る前の道が狭いので通りにくい
- 崖になっているため、落ちかけている車がありました。(怖)
- 地面の見栄えがあまり良くない...綺麗な写真を撮影するなら高原サイトの方が良いかもしれないです
レンタル用品
テントやタープから寝袋、焚き火台、調理グッズなど必要最低限のものは全てレンタルすることができます。1日3組限定で手ぶらでできるキャンプコースも用意されているみたいなので、キャンプグッズがあまり揃っていなくても気軽にキャンプ体験できます。詳しくは公式サイトからチェックしてみてください。
設備
キャンプ場を選ぶ上で絶対に譲れなかった条件がお風呂だったのですが、マキノ高原のキャンプ場内にはなんと"温泉"があります!嬉しいポイントです。(入浴料¥700)他にもテニスコート・グラウンドなどレジャー施設も併設されているのでキャンプ以外にもお子様も楽しめる施設の充実ぶりが特徴です。
公式HP『マキノ高原温泉さらさ』より
価格
¥4,500~6,000。私たちの展望サイト(テント持ち込み)で¥5,000でした。サイトによって価格が変わってくるのでこちらもご確認の上お選び下さいね。それにしてもこんなに沢山のサイトからその時の気分で選べるのは嬉しいですね。施設利用料¥300×人数分
キャンセル代がかからない!
なんと、マキノ高原は当日でもキャンセル料がかかりません!なので、急な雨や体調が悪くなってしまっても日を改めることができるので私たちからするととても助かります。今回は暴風雨の中強行突破しましたが、、笑
事前に買い物の準備は必須
マキノ高原周辺には、スーパーがあまりないので一番近い「平和堂今津店」でも車で20分かかります。マキノ高原に着く前に買い物を済ませておかれることをおすすめします。コンビニやホームセンターは車で10分ほど走った所にあります。この日はすごく寒かったので、カイロとヒートテック素材の靴下を調達しました。助かる〜。
マキノ高原のすぐそばに広がるメタセコイア並木の絶景
マキノ高原に行かれた際には是非通っていただきたいのが、"メタセコイア並木"です。およそ2.4kmにわたり立ち並ぶメタセコイアの景観は季節折々によって様々な姿を現す絶景です。マキノ高原へのアプローチ道としても大変有名な観光スポットなので必見です。
オートキャンプに必要な持ち物のチェックリスト
準備しておくと良いものをこちらにまとめておきますので出発前に参考にしてみて下さい!あるものいっぱい持っていった結果使わない物が意外と多くて片付けも大変だったので必要最低限のものだけで良かったなと思いました。なので、抜粋したものを載せておきます。
車
- 三菱デリカD:5
火元
- Solostove(ソロストーブ)タイタン
- Solostove(ソロストーブ)レギュレーターストーブ
- イワタニカセットコンロ
- 薪:キャンプ場でも購入できますが、¥800と少々高めです
調理器具
- ホットサンドメーカー
- フライパン:シュミーデアイゼン
- メスティン
- 鍋:MSRコッヘルクッカー
- コーヒーセット:Kalitaコーヒードリッパー,Melittaポット
- 食器類
- タッパーやジップロックも必須です
その他
- クーラーボックス:YETI
- テント:Muraco nimbus 4P
- チェア:Helinox人数分
- テーブル:coleman
- タープ:muraco
- 電池駆動の石油ストーブ
- 断熱アルミシート
- 寝袋(シュラフ): NANGA(ナンガ)
- 歯ブラシ
- ウェットティッシュとキッチンペーパー
初心者キャンパーの一泊2日に渡るデビュー戦のスケジュール
1日目
10:00 積載スタート
あらかじめ持って行くものをリストアップしておくと準備の時間短縮になるのでおすすめ◎テトリスの感覚で詰めていきます。意外と頭を使う積載ですが、2回目ということでスムーズに完了しました!食器や細々し多ものはカゴにひとまとめにしておくと便利です。
12:00 移動中
いざ出発!多くのキャンパーからも絶大な支持を誇る三菱のデリカD:5が今回の旅のバディです。運転が上手なS氏の運転でマキノ高原に向かいます。途中からだんだん天気が怪しくなってきて嫌な予感がします。
15:00 マキノ高原到着
ふぅ、やっと到着しました!滋賀県の山奥とあってなかなかに遠い道のりでした。運転お疲れ様です。山奥だからか、雨がだいぶ強く感じられます。今回は、展望サイトを選びました。
15:30 テントの設営スタート
チェックインを済ませ、案内された番号のサイトに向かいます。展望サイトという名の通り他のサイトに比べて高台にあるので見晴らしが良いのがポイントです。(あいにく私たちの日は大雨・暴風でしたが...笑)意を決してテント設営スタートです。道具をすぐ運べるようにトランク側をテントに近づけるように設営します。タープも立てようと思っていたのですが、あまりにも強風でペグがどんどん飛んでいくのでこの日は断念しました。あの状況でテントだけでも建てられたのが凄いと思っています笑
ストーブをつけて温まります。しっかり換気します!!
18:00 キャンプ飯調理
キャンプ飯ディナーのメニューはこんな感じ。
- ポトフ
- メスティンで炊飯
- メスティンでラッポギ:ラーメンとトッポッキを合わせた最近流行りの韓国B級グルメ。最高のお夜食です。
20:00 お風呂
だいぶ寒くなってきたので一旦温まろうと、お風呂タイムに。キャンプ場内の温泉「さらさ」に向かいます。なんと、この温泉はサウナも付いていて¥700はお得です。タオルも別途で購入できるので忘れても大丈夫です!
21:00 ご飯タイム
お風呂に入りスッキリしたところで、夜ご飯を頂きます。壮絶な1日を過ごした後だったので染みる。。我らが母S氏が余ったご飯をおにぎりにしてくれました。
キャンパーがこぞって愛用している"ホリニシ"と"黒瀬スパイス"を振りかけに食べてみると意外と合いました笑ラッポギも最高の夜食です。やはりメスティンは優秀ですね。
24:00 就寝
本当は星を観て焚き火をしたかったのですが、悪天候のため叶わず。気を取り直して人生初の寝袋(シュラフ)に挑戦します。シュラフに入って首元までファスナーをあげるとミノムシみたいになります笑三体並んでいるのでなかなかシュールです。
2日目
6:00起床
2日目は朝日を見るため早起きです。シュラフの保温性と意外と寝心地が良いことに驚きました。展望サイトから眺める朝日は気持ち良い!早起きして良かった。
7:30朝ご飯
さてさて私の本領を発揮する時が来ました。"ホットサンド"の時間です。今回は焼き目が可愛い燕三条製tsbbqのホットサンドメーカーでベーコンエッグホットサンドを作ります。
2日目は晴れたので、珈琲を淹れて外のテーブルで朝ごはんタイム、幸せ〜。
9:00 タープ設営再チャレンジ
せっかく晴れたので昨日断念したタープの設営に再チャレンジしたのですが、、、この日も暴風でペグが飛ばされる事件再び。泣く泣く諦めました。
10:00 片付け
せっかくなので焚き火の用意をしながら、同時並行で片付けも始めていきます。
11:30ランチ
Solostoveタイタンで豪快にお肉を焼き、ガーリックライスの上にトッピング。やっぱり外で食べるお肉は最高ですね。焚き火ができてよかったです。
12:00積載
美味しいランチを食べ終えたところで帰りの準備の続きに取り掛かります。
13:30出発
チェックアウトを済ませ、マキノ高原を後にします。マキノ高原はメタセコイア並木のすぐそばにあるので、デリカでドライブしながら帰りました♪
キャンプ場を選ぶ際に押さえておくポイント
昨今のキャンプ人気の影響か、キャンプ場って本当に沢山あって悩みませんか?そこで、今回マキノ高原を選んだ際に押さえたポイントをご紹介します!
- 車をすぐ側まで搬入できる
- 車で2時間以内の距離
- お風呂が近くにある
- 景色が綺麗
- ペグ打ちがしやすいように整備されている
- 電源あり...電源はあるに越したことがないですが、今回は電源がない場所でしたが特に困らなかったのでどちらでも良いと思います。
注意するべき点
初めてのキャンプということもあり、色々ハプニング発生だったのでちょこっと振り返っておきます。この記事を読んで下さった皆さまはくれぐれも気をつけて下さい!!車にストーブを積んで運ぶ際は、灯油のボトルをあらかじめ抜いて運ぶ。キャンプ場はどうしても山道であったり激しい道を進むことがあるので、車の揺れで灯油が漏れてしまうので本当に気をつけて下さい。大惨事になります。。。
怒涛の一泊二日のオートキャンプを終えて
初めてのオートキャンプ、なかなかに過酷な環境でのデビュー戦でしたが無事終了しました。1日目は大変でしたが、翌日は晴れて朝日も観ることができたので展望サイトにして良かったなと思います。シュラフも意外と寝心地が良く、意外な発見でした。今回伺ったマキノ高原は、施設も充実していたので初めてキャンプに行く人にとっても快適に過ごせると思います。また、6種類のサイトの中からその時の気分に合わせて選べるので今度は桜の季節に高原サイトでキャンプしてみようと思っています。なかなか外に出れない時期ですが、キャンプで新鮮な空気に囲まれてリフレッシュされてみてはいかがでしょうか。
関連情報
マキノ高原キャンプ場
マキノ高原「キャンプ場」公式サイト
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