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キャンプ系最強ギアの1つ トランギアメスティン 使い方&お手入れ方法

兵庫三菱ウェブ編集局
記事 : A.Sato | 企画監修 : 株式会社六角形(6ck Inc.)
配信日 : 2021年03月31日 09時00分 JST

みなさんこんにちは♪
ここ数年でキャンプブームが巻き起こっているようです。
そんな中、キャンプでの調理におけるキャンプギアで特に人気の高いメスティンについて人気の理由を探ってみました!
メスティンに関しては他のブランドと特徴の大きな差を感じません...
だったらなんでトランギアのものが特に注目されているんだよー!?疑問で仕方ないので探ってみました(冷静

目次

1番の疑問!何故"トランギアの"メスティンが特に選ばれるのか?

トランギアってどんな会社?

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トランギアはアルミ材料をメインとして様々なキャンプギアを展開するスウェーデン発祥のアウトドアブランドなんです!
実は社名もアルミニウムと発祥の地を掛け合わせた造語なんだとか...
トランギアは1925年からある超老舗ブランドなんですよ!代表作はストームクッカー(写真のもの)と呼ばれるフライパンや鍋といった調理器具が4種類とストーブ、アルコールランプがセットになっているものでコンパクトにスタッキングできます。
約100年前に販売されていたストームクッカーと現在のストームクッカーのデザインは大きく変わっていません。
当初に考え抜かれたストーブの構造はスウェーデンの冬の嵐の中でも炎は燃え盛り、ストーブと調理器具もしっかり安定します!
進化していくことも大事ですが、今までの良さをしっかり見抜きそれをしっかり継承していく...変えない勇気と、品質を見抜く力に感動しました


メスティンってどんなギア?

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キャンプブームが沸き起こっている中トランギアの製品で一昨年頃から日本で絶大な支持を受けているギアがメスティンです。
メスティンは、アルミの無垢を使っているほどでその性質を活かし、形状による密閉性を活かしたクッカーとして日本で人気を獲得しました。
元々は兵士が食料品を入れて携行し、非常時のみクッカーとして使うという副属的なものでした。
そこで、お米という日本での切っても切れない主食の調理が簡単に行えることが大きな理由につながっているとみられます。


どうして特にトランギアのものが人気なの?

上記の説明を掛け合わせると... アルミという性質と、形状を活かしたギアとアルミ材料を長年扱ってきたアウトドアブランドブランド
良いものができるのに間違いないですよね。アルミクッカーのトランギアへの信頼の現れだと思います!
また、メスティンは多くのメディアでも取り上げられていますがトランギアのものが多く取り上げられていたのも要因だと思います
そもそも私は、メスティンというギア自体がトランギアのもので他から出たものは偽物だと思っていました(汗
でも、それは違ってメスティンというギアがあって特にトランギアのものが選ばれているという流れでした。
最初にそんなふうに思うほどメスティンといえばトランギア!
メスティンの元祖なんですね!

トランギアのメスティンについて

少し前までは、メスティンと言っても数種類しかなかったのですが色々な種類が出てきました!
大きく違うのは販売元や、細部のデザイン性、表面加工の有無だと思います。
表面加工については大きく性能の差が出てくると思います。

メスティン

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  • 材質:無垢アルミ
  • サイズ:17×9.5×6.2cm
  • 容量:750mℓ
  • 重量:150g
  • 価格:¥1,760

公式では1.8合までお米をたけるようになっていますが、切りがいいのでいつも1合分炊いています
ラージメスティンに収まるのと、アルコールストーブや、カトラリーなども十分入ります!


ラージメスティン

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  • 材質:無垢アルミ
  • サイズ:20.7×13.5×7cm
  • 容量:1350mℓ
  • 重量:270g
  • 価格:¥2,750

公式では3.5合までお米をたけるようになっています。3人家族で出かけてもバッチリな大容量です!
メスティンを入れても収納スペースに余裕があります!
食パンが一枚と半分入るくらいの大きさです!

今回私が使っていたものは取手が黒色ですが、赤もあるんです! ちょっとしたカラーバリエーションがなんだか可愛く思えました♪

使用前の準備~バリ取り編~

メスティンが手元に届いたらまずやることが二つあると言われています。
まずは1つ目のバリ取りからです!
最近は、バリ取り加工がすでに行われているものがあったりします。
プラスチックのおもちゃなんかでもたまにつなぎ目や端っこが変に飛び出ていたりするあれがバリです!
金属やプラスチック製品の成形を行う際にどうしても出てしまいます...金属製品だとギザギザしていて手を切ってしまったり、とげになっていて刺さってしまうこともあります。

そんな心配はバリと一緒にヤスリでささっと取り除いてしまいましょう!

縁の内側と外側に各々45度にやすりを当てて数回こすればokです!
私はこの様にして木片に紙やすりを巻いて作業を行いました!木片がなければ紙やすりだけでもokです!

使用前の準備~シーズニング編~

2つ目はシーズニングです。
トランギアのクッカーの多くはアルミ材質が採用されています
アルミは熱伝導率がかなり高い材質で、逆に火加減によっては焦げ付きやすくなってしまいます。
メスティンは無垢のアルミなので焦げ付きやすいのでシーズニングという作業を行いメスティンの表面に簡易的に皮膜を作ります!

アルミの加工技術として表面に皮膜を作るアルマイト加工というものが存在して、その加工が施されて販売されているメスティンもあります!最近は他にも沢山出ています!

  1. まずは洗剤やスポンジを使ってメスティンを丁寧に洗って行きます
  2. メスティンにお米の研ぎ汁を入れれるだけ注ぎます
  3. それを20分間火にかけます
  4. 20分たったら火から下ろしメスティンが冷めたら軽くみずで濯ぎます(米糠がよく残っていたら手で擦ったら取れます)

ふたはシーズニングしていない状態で、本体はシーズニングを行いました。
見た目の差の比較として参考にしてみてください!

そんなこんなで使用前の処理コンビネーションは終わりました!

メスティンは手頃な価格で入手できるのもメリットの一つ!他のトランギアのクッカーはセットになっていたりするので一概にこうだということは難しいですが表面加工ありのものは少し値が張ります。

バリ取りなど機能面にそれほど影響を与えない部分を省くことでコストカットされているんですね!

トランギアのメスティンはキャンプだけじゃない!おうちでも活躍します

道具が揃ったら、あとは調理する環境を整える必要がありますよね?
トランギアは老舗のアウトドアブランドですがメスティンが活躍しているのはアウトドアだけではなくお家調理で使う人も沢山いるんです!!
コロナウイルス感染拡大の影響もありお家でもテントや、キャンプギアを使って調理をしてアウトドアの気分を楽しむ人もいらっしゃいます!
キャンプ飯にかかわらず炊飯器でなく自分でお米を手軽に炊ける、一人や二人といった少人数でお鍋や、おでんも楽しめます!
パンを焼いたりすることもできるんですよ!?やっぱり特に1台で何役もできるのがいいですよね♪
インスタグラムでメスティンの投稿をなさってるメスティンマニアさんもお家でメスティンを楽しんでいらっしゃいます♪

メスティンインの言葉が生まれるほどスタッキング力(収納性)抜群!

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手ぶらでキャンプになんて便利な様だけど...あり得ないことですし、自分の愛着のあるギアに出会ったのなら絶対持って行きたくなります!
メスティンは細かいもののスタッキングに長けています!
まず、メスティンとラージメスティンは重ねて収納することが可能です!
メスティンでも、火元、ナイフ、カトラリーとキャンプ飯に必要なものは一式コンパクトにまとめることができます。
特にトランギアのメスティンは角型なので小物を入れやすいです!

メスティンインという言葉がありメスティンにぴったり収まる食材や、ギアを探している人もいるみたいですよ?! 写真は飛び出ちゃっていますがぴったり当てはまるものを見つけるのもまた楽しみの一つですね!

メスティンで色々な調理方法に挑戦!レシピをご紹介

基本的な調理方法6種類をメスティンでチャレンジしてみました!
そして、絶対に外せないのはメスティンでの炊飯!固形燃料での自動炊飯にチャレンジしてみた様子も紹介いたします。

詳細なレシピのURLは下にまとめておきます!

炊飯:固形燃料で自動炊飯

メスティンといえばこれ!炊飯にチャレンジしました!
ポケットストーブがなかったのですが...やっていきます(笑

~レシピ~

  1. お米1合分と、メスティンの留め具の真ん中まで水を入れ30分おきます
  2. 固形燃料に火をつけ、メスティンをセットします
  3. 固形燃料が燃え尽きるのを待ちます
  4. 固形燃料が燃え尽きたら5分ほど蒸らすため、布などに包んでおきます
  5. 蓋を開ければ完成です!

本当に待っているだけで美味しいご飯が炊けました!

ソロストーブタイタンはポケットストーブより高さがあったので少し不安でしたが全く心配要らずでした!


    焼く:ローストビーフ

    お肉をジューシーに仕上げるにはじっくりゆっくり加熱することが肝心です!
    そこで温度が上がりにくい鋳鉄でできたスキレットなんかはお肉の調理に最適です!
    今回ローストビーフを選んだのは、アルミは熱しやすい為ステーキなどには向かないかなと思い、余熱調理でじっくり調理ができるローストビーフを選択しました!

    アルミは熱しやすく冷めやすいので、表面に火が通り過ぎる、余熱調理が不十分になってしまうのではないかという不安がありましたが...!

    表面の焼き色はバッチリ!余熱調理は賛否がありローストビーフ焼肉パーティーが開催されましたが、私的には○です(笑

    ローストビーフの時は焚き火での調理だったのですが、焼きの調理の時は火加減の調整できる火元がいいなと思いました


    揚げる、炒める:スパイスカレー

    手間暇かけて作るスパイスカレーが大好き!ということでチャレンジです。
    玉ねぎとトマトを強火で結構長めに炒めるので焦げ付きが心配ですが美味しくできました♪
    これも、シーズニングをしっかり行えていたからだと思います!油は少し多目が肝心です。

    揚げ物をガッツリ作ったわけではないのですが、トッピングの夏野菜を少しオリーブオイルで火を通しています!

    ベースのレシピから自己流でスパイスを組み合わせています!ほぼオリジナルです!めっちゃおいしいです!(簡潔すぎるが伝わってくれええ


    ゆでる:アレンジマルタイ棒ラーメン

    そこまで手間を加えずにメスティンで調理したマルタイ棒ラーメンどれが一番おいしいか決定戦...その名も"マルタ一武道会"!!!
    私の遊び心の集大成でした(笑
    アレンジということで、卵も茹で、インスタントカレーや、小松菜も茹でましたが...◎
    茹でるのは本当にバッチリ!麺類×メスティンは最強です!

    全部美味しかったですね(笑 そんな驚く様なものを組み合わせていなかったもののおすすめしたいほど美味しいメニューばかりだったのでぜひお試しあれ!


    煮る:鍋パ

    メスティンなら750mlで一人用に満足、ラージメスティンなら1350mlと2人分のお鍋が作れちゃうので便利だなあと思いました!

    いやぁ、これは単純に楽しかったです(笑 ただただ楽しかったです(笑

    キャンプ飯のコーナーって撮影とか、調理が普通にやる何倍も大変だったりするんですよ...何と言っても後片付けめちゃ大変です!(笑

    でも御鍋の回は撮影は大変でしたが、食材切って放り込むだけなのに...めっっっちゃ美味しいんですよ!そしてメスティンで完結するので後片付けも大分楽でした!


    蒸す:ポタージュ

    メスティンに網バットを入れ蒸し器に変身させることに成功しました!
    しっかりとジャガイモも柔らかくなっていました!
    (水の量や、加熱物の量の多さ(密集度)を考えるとより良いです)

    こちらも普段私が作っているポタージュのレシピ(いつもはミキサー使用)をお外で作ってみたんですけど...見事に別の物が出来上がりました(笑

    万能クッカーと呼ばれているメスティンで私が特に大きなポイントとなると思ったのが、用途と調理器具の組み合わせを考えず何でも使用できることかなと思っているのですが、フライパンであまり蒸し料理をしたことがないので蒸すことができるのはGoodポイント大かなと思います!

    酷い焦げ付きの落とし方

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    基本的にシーズニングを行ったキャンプギアは洗剤を使わず優しく洗ってあげてください(皮膜はデリケート でもどうしても焦がしてしまうことはありますよね... そんな時はお酢を使いましょう!

    1. ある程度落ちるところまで焦げを割り箸や、スポンジで落として行きます
    2. 水をコゲが浸るほどお水を入れて5分ほど置いておきます
    3. 2を火にかけます吹きこぼれない程度の火加減です
    4. 1Lのお水に対してお酢大さじ4、5杯を目安に入れるのですが、水が少し黄色くなったなと思うくらい入れてください
    5. そこからまた20分火にかけます
    6. 火からおろして割り箸などで焦げを剥がして行きます

    少し残ってしまったものも上記の作業を繰り返し、中性洗剤で洗ったりしていけばかなり綺麗になると思います! 焦げをお湯で浮かすだけでもかなりの効果がありますよ!

    トランギアのメスティンメリット/デメリットまとめ

    上記のようにトランギアのメスティンを使ってみて見つけたメリットデメリットをまとめてみました。

    メリット
    • トランギアは信頼性の高い老舗ブランド!
    • コストパフォーマンスが良い
    • お家調理でも使える
    • スタッキング力が高い
    • 2つのサイズから選べる
    • メスティンだけで色々な調理方法ができる
    • 簡単に美味しくご飯が炊ける
    • 初心者でも比較的扱いやすい


    デメリット
    • バリ取りやシーズニングと言った前準備が少し面倒
    • 変形しやすい
    • 大きいストーブにはあまり向かない
    • ハンドルの向きが少しだけ不便

    最後に

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    普段家庭で軽くごはんを作る程度で、キャンプ飯は全くの初心者である私が、特別使い勝手が悪いなぁ、良いなぁとならずにすんなり受け入れられるところが逆に良いと言うことなのでは無いだろうかと感じました!

    こうして様々な項目から考えた時に、普段家庭での調理では焼くならフライパン、煮るなら鍋そんな風に考えますが、「キャンプ飯作ろう!よしメスティン持っていこー」深く考えず色々な調理方法で調理することができるのが最大のメリットなのかなと感じました!

    私は、無意識というメリットが一番のポイントだと感じました!

    今回紹介したレシピのリスト

    今回紹介した料理の詳しいレシピは、それぞれページがあるのでぜひ見にきてください!

    今回調理を手伝ってくれたギアのご紹介

    今回ご紹介したトランギアのメスティンと使用したストーブやバーナーを紹介しています

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