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muraco OCTA4 SPARK|設営方法と良い点悪い点を正直レビュー!

兵庫三菱/姫路三菱ウェブ編集局
記事 : N.Nagasaka | 企画協力 : 株式会社六角形
配信日 : 2021年1月13日 9:00 JST

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こんにちは!寒すぎて、正直デイキャンプくらいがちょうどいい気がします。ナガサカです。
今回は、もう少しあったかくなったら是非使いたい、muraco(ムラコ)の「オクタ4スパーク」というオクタ(八角形)タープを、実際に設営して徹底レビュー!
わかりやすい記事にするよう動画を多用していますが、超軽量なのでご安心を!ぜひ参考にしてください。

金属加工業が母体の新興ブランド「muraco(ムラコ)」とは?

50年近く続く、埼玉県の金属加工業の会社「シンワ」が母体となって2016年に生まれた新興アウトドアブランド。それが、muraco(ムラコ)です。シンワの二代目社長・村上卓也さんが発案し、創設に至ったそうです。

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村上さんは、新卒時は父からシンワを継ぐのが嫌だったそう。数年は別の業界やアメリカで別業界の経験を積んだそうです。その後、いざシンワをついでみたところ、その仕事にのめり込んでいきました。その中で新規事業として注目したのがアウトドア製品の領域。誤差を一切許さない本業の技術を活用しつつ、足りない部分を他社と協力して補い、実現したのが、muraco(ムラコ)です。他業種での経験も生かし、既成概念をとりはらうような革新的な製品を作り続けています。

muraco(ムラコ) オクタ4スパーク 基本情報と一緒に買うもの

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基本情報
  • 価格:¥25,300(税込)
  • カラー:Graphite Grey
  • サイズ:
    • 展開時:展開時:W420 × D388 cm
    • 収納時:W38 × D20 × H14 cm
  • 重量:2,850 g
  • 素材:ポリエステル&コットン(TC素材)詳しくは後述。
  • 耐水圧:撥水コーティング/500 mm(300mmが小雨に耐えられる程度)
  • 同梱物:
    • ロープ × 6
    • 2又ロープ × 2
    • テンショナー(TRIANGLE TENSIONER)(自在金具)× 10

合わせて買わないといけないモノ

ムラコのタープには、「ポール」と「ペグ」が付属していません。しかし基本的に、設営には2本のタープポールと10本のペグが必要になります。

  • 専用ポール「NORTHPOLE™」シリーズ

    タープは多くの場合、写真のように2つ以上のポールを立て、残りの角をロープで地面に繋いで使います。木や車をポール代わりにすることも可能ですが、毎回は難しいので、ポールは必要です。

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    ポールは、他ブランドのタープでは一緒についてくる場合も多いですが、ムラコのタープにはついてきません。そのため別で買う必要があります。また公式サイトには「メインポールには必ず(NORTHPOLE」の太いバージョンである)『FAT』シリーズ(¥7,920(税込)〜)をご使用ください。」とあります。注意したいのは、おそらく他のポールは使えないこと。タープ側のグロメットが、専用の形の金具をしているためです。これについては、記事終盤で触れます。

  • ペグ

    ポールを立てた以外の角は、ロープをペグで地面に固定します。ムラコから発売されているペグは、「アンギュラーネイル(¥2,090税込)」「V-SHAPED PEGS(¥2,530税込)」「Y-SHAPED PEGS(¥2,530税込)」「TWISTED PEGS(¥2,210税込)」の4種類。
    実際にアンギュラー、V、Yの三つを使ってみると、Y-SHAPED PEGSが形状的に最も曲がりにくく、耐久性に優れていると感じました。(写真は4人用テント「ニンバス4p」に付属の「V」と「アンギュラー」。)

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    • 設営・撤収の流れ

      設営の流れ

      では、実際にオクタ4スパークを設営してみましょう。今回はポールを一本しか購入していないため、一端を木にとりつけ設営していきます。
      設営方法は、キャンプ系Youtuberさんの解説を参考にしました。(記事末にURL)

      1. 木にタープの一端を取り付ける

        木への取り付けには、付属の2又ロープを短くまとめ、カラビナ1つを使ってを使用しました。本来は、ロープが傷つかないよう木にタオルなどを巻くと良いです。

      2. 木と対角の一端にポールを仮置きする 「NORTHPOLE FAT 210」¥7,920(税込)の紹介

        『合わせて買わないといけないモノ』に書いた通り、メインポールには太めの「FAT」シリーズが推奨されています。長さは210cmと280cmの2種類。金属加工会社のノウハウを生かし、お値段相応に作り込まれています。ジョイント部分のボタンなどは、最高の押し心地が追求されているとか。ポールに関しては日本産なようで、ブランド母体の「シンワ」の工場で作られているのかもしれません。

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        タープの端からまっすぐポールを置き、両端にペグを仮刺しします。後ほど目標にするためです。

      3. ロープの位置を決める

        ポールを引っ張る2又ロープを地面に固定する位置を決めます。ポールを直角に倒し、よさげなところにペグを仮刺しします。ポールを立てた際に30°くらいの角度になる場所が良いようです。同じことを左右やります。

        同梱されている2又ロープをポールの先端にひっかけたら、先ほど仮刺ししたペグにひっかけ、しっかり固定。

      4. ポールを立てる

        やっとポールが起こせます。2又ロープの張り具合を調節。

      5. 残りのロープをペグで固定し、張り具合を調節して完成

        残りのロープもペグで地面に固定していき、張り具合を調整して、設営完了です!

      撤収の流れ
      1. 撤収は、設営の手順を逆にするだけです。
      2. ロープを緩め、ペグを抜いていく。
      3. ポールを倒す
      4. 畳んでしまう

      実際に張ってわかったいい点悪い点

      • 周りとの調和と存在感が両立されたデザイン

        ムラコの四人用テント「ニンバス」と並べるとこのような感じになります。
        落ち着いた色で、他社製の製品ともマッチしそうです。特に黒・白系はばっちり。

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      • 最近人気「TC素材」の特徴
        TC素材とは?

        「スパーク」には、TC(ポリコットン)という素材が使われています。ポリエステルとコットンを混ぜたモノで、最近は多くのタープがTC素材で作られています。

        特徴
        • 火の粉に強い

          TC素材は、コットン配合のおかげで火の粉で穴が空きにくいです。つまり焚火と一緒に使うことができます。ただし、難燃や防火というわけではありませんのでご注意を。

        • 分厚く日影効果が高い

          スパーク自体のカラーが暗いこともありますが、分厚目に作られておりしっかり日を遮ってくれます。また、TC素材は風通しが良いという特徴もあります。タープにはあまり関係ありませんが。

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        • ポリエステルよりは重い

          コットン配合のため、ポリエステル100%よりは重たいです。スパークは重量2,850gなのに対し、ポリエステル製(厳密にはナイロン)のタープ「オクタ4」は967gです。約三倍ですね。

        • ポリエステルよりは撥水性が弱い

          化学繊維のポリエステルと違い、吸水性のあるコットンを含むため、撥水性が劣ります。スパークは耐水圧500mm(小雨程度)なのに対し、「オクタ4」は2,000mm。中雨に耐えられるほどです。しかし、スパークには撥水加工自体はされているので、よほどの豪雨でない限り心配はいらないはずです。

      • 張り方が多彩

        八角形なので、その分多様な張り方ができます。オリジナリティを出せる部分ですね。画像は、DODの「オクラタープ」の公式ページから引用。今回のように木を使うことも可能です。

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      • 広い

        少しわかりにくい画像ですみません。4人用・八角形ととあって、4人でも広さは十分だと思います。

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      • ポールやペグが別売。他社製は使えない!

        冒頭でも書きましたが、こちらは結構な落とし穴かもしれません。タープの値段が25,300円(税込)とそこまで高くないと思ったら、別売の7,920円(税込)~のポール「Northpole Fat」が二本と、ペグが必要なためです。

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        しかも注意すべきなのは、他社製のものが(おそらく)使えない点です。スパークは、ポールなどを通す穴が細長く、Northpoleにぴったり入る形になっているのです。よく見る普通の円ではありません。注意してください。逆に言えばポールの購入で迷う必要はないのでその点はいいかもしれません笑 またポールの先端はネジで着脱式になっているので、紛失注意です。

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        もちろん良い点もあります。製品自体はよくできていて安定感があり、しっかり張れば普通のタープより耐風性はあるようです。

      さいごに

      いかがでしたでしょうか! muraco(ムラコ) の「オクタ4スパーク」を実際に張って、良い点、悪い点を徹底レビューしてきました。
      金属加工業をバックグラウンドに置くムラコ特有のこだわり抜かれたデザインは、実用性はさることながら手触りなども計算されていてとても収集欲をそそられます。一方で別売の専用ポールなどで、初心者にはわかりにくかったり、お値段がかさんでしまう注意点もあります。

      最後に、個人的にいい比較対象になりそうな他のオクタタープをお伝えしておきます。ロゴス プレミアムの「プレミアム キャンパーズタープ」です。こちらは、難燃加工のポリエステルで、ポール4本もついて39,600円(税込)です。muracoに拘らない方にはおすすめかもしれません。

      関連情報

      MURACO(ムラコ) 公式

      https://muracodesigns.com/

      オクタ4P スパーク 公式オンラインショップ

      https://muracodesigns.com/

      専用ポール「NORTHPOLE」やペグなどのアクセサリー 公式オンラインショップ

      https://muracodesigns.com/

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