MURACO NIMBUS 4P(ムラコ ニンバス)を購入した理由
兵庫三菱/姫路三菱ウェブ編集局
記事 : N.Nagasaka | 企画協力 : 株式会社六角形
配信日 : 2020年12月7日 9:00 JST
テント購入シリーズ第二弾
こんにちは!記事をご覧くださりありがとうございます。11月に始めた四人用テントを購入しようシリーズ。第一弾では、プロの意見を参考にしたりしながら、テントの種類と賢い選び方について学び、その上で購入候補を5つに絞りました。第二弾の今回は、さらにそこから2つに絞った候補の実物を見にお店へ。悩み抜いた末、なんとそもそも候補にはなかった『MURACO NIMBUS(ムラコ ニンバス) 4P』を購入しましたので、その顛末をお伝えします。
なお、テントのレビュー記事は こちらになります。
目次
以前絞った5つのテント購入候補
前回記事で絞った5つの候補は、以下の通りでした
- NORDISK(ノルディスク) アスガルド7.1(ベルテント)¥101,200(税込)
- SABBATICAL(サバティカル) ARNICAアルニカ ¥84,480 (税込)
- Hilleberg ヒルバーグ Keron 4 GT(ケロン4GT) ¥179,300(税込)
- MURACO(ムラコ) ZIZ(ジズ) TENT SHELTER GREY 4 ¥162,800(税込)
- THE NORTH FACE(ザ・ノースフェイス) テント ジオドーム4 ¥198,000(税込)
調べた限り、それぞれが大変魅力的でしたが、まだどれも実物を見たことがなくテントは高い買い物だしキャンプにおいて重要アイテムなので決断が難しい・・。そこで、実物を見て最終的に判断することにしました。
MURACO(ムラコ)とSABBATICAL(サバティカル)の2ブランドに絞る
実物を見に行くにあたり、5つの候補をさらに2つに絞りました。
- SABBATICAL(サバティカル) ARNICAアルニカ ¥84,480 (税込)
- MURACO(ムラコ) ZIZ(ジズ) TENT SHELTER GREY 4 ¥162,800(税込)
最終候補に残ったのはMURACO(ムラコ)とSABBATICAL(サバティカル)の新興2ブランドです。なぜその二つに絞ったのかというと、アウトドアのプロに勧めてもらったからという理由が一番大きいです。いずれも、知人であるアウトドアブランドmilestoneの西岡氏に推薦していただき初めて知ったブランドでした。やはりプロは詳しい。そして、NORDISK(ノルディスク)はメジャーすぎるという理由で、ヒルバーグとノースフェイスは高価すぎるという理由で候補から外しました。
MURACO(ムラコ) について
ブランドのストーリーにとても興味を持ちました。父から金属加工の町工場を継いだ若社長が、技術の新しい使い道を模索した末に生まれたのが、『MURACO(ムラコ)』というブランド。これまでにないクールかつ実用的ななデザインが魅力です。初期は村上卓也社長自らがデザインも手掛け、徐々に反発も多かった周囲を納得させていったそう。このような独特なストーリーを持ったブランドです。
SABBATICAL( サバティカル )について
こちらも、とても興味をそそられたブランドです。サバティカルは、大手アウトドアグッズ輸入販売店『A&Fカントリー』のオリジナルブランドとして去年発足したばかりのブランド。これは業界にとっては衝撃的なニュースだったそうです。さらに、スノーピーク出身で現在は新進気鋭のアウトドアブランド、『ZANE ARTS(ゼインアーツ)』代表を務める小杉敬氏がデザイナーという豪華さ。『ZANE ARTS(ゼインアーツ)』は、長野県松本市で設立された新アウトドアブランドで「機能美」を徹底的に追求した製品が人気急上昇中の新興ブランドです。
では、さっそく現物を見に行ってみましょう!
大阪梅田のアウトドアショップへ実物を見に行ってみた
これら2つのテントは、大阪駅から徒歩圏内で全てみることができました。
『石井スポーツ』リンクス梅田店
大阪駅から駅直結で徒歩3分、ヨドバシカメラLINKS梅田の6Fにある『石井スポーツ』さんです。こちらではムラコのZIZ(ジズ) TENT SHELTERを展示しています。他にもノルディスクのテントなど多数展示されている昨年オープンしたばかりの関西最大級のアウトドアショップになります。
『A&F(エイアンドエフカントリー)』LUCUAイーレ店
サバティカル アルニカを展示されている大阪駅ビル内のショッピングモール、LUCUAイーレの6Fにある『A&F Country(エイアンドエフカントリー)』さんです。A&Fは1977年創業、国内最大の世界中のアウトドア製品を輸入販売する会社です。こちらのルクアイーレ店は2020年9月にオープンしたての店舗。店内の撮影は不可能でしたが、他の店で見たことのないギアが売られており、非常にテンションが上がりました。
2ルームテントのメリット・デメリット
やはりこうしたショップで実際にみてみると、良い点、悪い点がとてもはっきりしました。
MURACO(ムラコ) ZIZ(ジズ) TENT SHELTERのメリット
- 十分な広さ
思っていた通り、広さや天井の高さが十分にあって動き回りやそうに感じました。5人用ですので、4人ならとても快適そうです。 寝室も、頑張れば3つほどコットを置いても足の踏み場がありそうでした。
- 外の様子が分かりやすいのぞき窓
ネットで調べる限りでは気づいていなかったのですが、両サイドの入り口のメッシュの上部に、ビニールの透明なぞき窓が!メッシュだけだと外の状況が分かりにくいですから、良い機能です。
MURACO(ムラコ) ZIZ(ジズ) TENT SHELTERのデメリット
- とにかく大きい
中の広さには感激したのですが、外から見てみると想定よりもかなり存在感が大きいです。そして重い。キャンプの達人に、大きすぎるテントは狭いスペースでは展開が出来なかったり、重くて持ち運びが大変と聞いていたため、今回のテント購入に関してはデメリットだなと感じました。また、テントとシェルターが一体になった2ルームはテントの単体使いができません。こじんまりと使いたい時に不便そうだとも思いました。
- 想定以上に暗い
MURACOの特徴でもある、黒いカラーリング。非常に魅力的ですよね。展示してあったのはブラックよりも明るいグラファイトグレイでしたが、中に入ってみると、想定よりもかなり暗く感じました。実際にこの中でキャンプをすると、なんだかリラックスしにくそうな感じも...。また、当方持っているギアにブラックのものが多く、あまり真っ黒にするのもなぁと思いました。
SABBATICAL(サバティカル)ARNICAアルニカのメリット
- 圧倒的開放感
入り口や窓が非常に多く、開放感が凄まじいです。この点は、より自然に浸れるようにと狙ってデザインされており、一方で通気性の良さにもつながっています。ちなみに、普通のテントなら壁になっているはずの四隅の部分も、入り口にできます。なんて使いやすそうなんでしょう。
- コストパフォーマンスが良い
その他、広さなどの点はムラコと同じように良い点だと感じました。買い求めやすい価格 ¥84,480 (税込)(ムラコZIZのほぼ半額)はにわかには信じられないです。
SABBATICAL(サバティカル)ARNICAアルニカのデメリット
- まさかの抽選販売だった
まったく想定していなかったのですが、店員さんに聞いて知りました。なんと、抽選販売でした。(笑)つまり、買おうと思っても必ずしも買えないということ。この時点で購入候補から消えました。抽選は毎月実施されているようで、情報はサバティカルのHPにてその都度更新されます。
『MURACO NIMBUS(ムラコ ニンバス)4P』を購入した理由
こうして、ムラコとサバティカルの2ルームテントを実際に店舗で見たわけですが、最終的に筆者が下した決断、それは「どっちも買わない」でした。(笑)そしてその帰り道、もともとは候補に入れていなかったテントとタープを購入しました。それが『MURACO NIMBUS 4P』と、『MURACO OCTA 4 SPARK』です。まず、これらがどういうものかをご紹介して、なぜ購入を決めたのかをご説明できればと思います。
【購入したテント】MURACO NIMBUS(ムラコ ニンバス)4P
ニンバス4Pは、4人がちょうど寝られるサイズのテントです。2ルームテントのような豪華な機能はありませんが、その分コンパクトで軽量です。同ブランドの『Black Beak』という商品と形は同じで、色が白と黒で分けられているようです。
(参照:公式商品ページ)
- 価格:¥58,000 + tax
- 重さ:3,441 g(フライシート, インナーテント, フレームポール, スタッフサック)
- サイズ
- 設営時:W260 × D380 × H155 cm
- 収納時:W55 × H22 × D22 cm - 生地素材:40Dリップストップナイロン
綺麗なグレーが自然の中でよく映えそうです。特徴的なのは前室の形状と広さです。小さなテーブルやチェアを置けるくらいの面積(約160×180)で、靴を脱ぐのも簡単そう。現在ムラコの公式サイトでは売り切れですが、楽天やamazon、Yahooショッピング、アウトドアショップで購入することが可能です。
【購入したタープ】MURACO OCTA4 SPARK
ポリエステル&コットンのコンポジット素材を採用した8角形の中型タープで火の粉で穴の開き難い丈夫なタープです。8箇所のタイイングポイントがあります。
(参照:公式商品ページ)
- 価格:¥23,000 + tax
- 重さ:2,850 g
- サイズ
展開時:W420 × D388 cm
収納時:W38 × D20 × H14 cm - 素材:ポリエステル/ コットン
色はグラファイトグレーで、テントと同ブランドですので、当然ニンバス4Pにマッチします。ポールとペグは別売のため、メインポールとして純正品『NORTHPOLE FAT 210』(¥7,200税抜)を2つ、6本入のペグをV-SHAPED PEGS(¥2,300税抜)を2つ別途購入しています。一見、タープ安い!と勘違いしましたが、ポールとペグを別売で購入するとなかなかの値段になりますので注意が必要です(泣)。
ニンバス4P(テント)とOCTA4 SPARK(タープ)を購入した理由
こうして遂に、ムラコ製のテントとタープを購入しました。これらはもともと候補に入っていなかったものです。最後に、なぜこれら買うことになったのか、理由をまとめてみたいと思います。
- 2ルームテントは大き過ぎた
実物を見に行くと、2ルームテントはとにかく「大きい」「重い」。この3点が不安材料となってしまいました。大きすぎるとキャンプ場によってはスペースの問題で展開できないなどのリスクもあります。重いと持ち運びも設営も大変です。初心者の我々にいきなり巨大な2ルームテントを使いこなすことができるのか・・・という不安が拭い切れませんでした。
- 軽量&コンパクト
ニンバス4Pはコンパクトで軽量、そして高価すぎないことが決め手となりました。3〜4人で使うことを想定する場合、2人用のテントを複数個運用するという案も出たくらいでしたので、軽量&コンパクトで持ち運びも容易で扱いやすそうな点は魅力的でした。入門テントとしては最高なんじゃないかと。
- 多様な展開が可能
ニンバス4Pはテントオンリーでも使える、テント+シェルターとしても使える、そしてタープと組み合わせての展開自由度も豊富です。オートキャンプでデリカD:5との共存も容易そうですし、キャンプ場の環境に合わせて多様な展開が可能そうです。まだ確固たるキャンプスタイルが出来上がっていない我々にとって、自分たちのキャンプスタイルや楽しみ方を見つけていくにも最適だと感じました。
- 機能的で美しいデザイン
そして、なにより機能的で美しいニンバスのデザインです。他に使っている人が比較的まだ少なく、また今すでに持っているギアとの調和を考えた際にグレーの色が非常に良いと感じました。また、軽さや通気の面でも優れており、これらが購入の決め手になりました。
以上、最終的にムラコニンバス4Pを購入した経緯をお伝えしました。次回は、実際にニンバス4Pを設営した上で、徹底レビューを書きたいと思っています。ぜひお楽しみに!
関連情報
SABBATICAL(サバティカル)公式
MURACO(ムラコ) 公式
A&F 公式
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