街レポ #4『阪急御影駅』独特の歴史が生んだパーフェクトシティ!

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街レポ #4『阪急御影駅』独特の歴史が生んだパーフェクトシティ!

兵庫三菱Web編集局 | 記事 : N.Nagasaka
配信日 : 2018年11月12日 13時00分 JST

こんにちは, ナガサカです。阪急神戸線にはめちゃくちゃかっこいい名前の駅があります。それは「御影駅」。御影石の由来になった地名です。

駅を取り囲む街そのものもとってもクール。訪れてよし、住んでよしの阪急御影駅周辺の魅力をたっぷりお伝えします！

改修を終えた美しい駅舎

2011年に改修を終えた御影駅は、透明感あるデザインとバリアフリー設計が組み込まれた、とても使いやすい駅となりました。

阪急神戸三宮駅へは約10分、阪急梅田駅へは約30分の便利なアクセスに加え、なんとJR住吉駅と阪神御影駅まで徒歩で行くことができるほどの好立地にあります。

では、ここからは御影の魅力を、『訪れる』と『暮らす』の二つの視点からご紹介していきます！！

御影に『訪れる』

御影のおもしろ建築めぐり

実は、ここ御影の街は、モダニズム建築の宝庫。興味深い建物がたくさんあるので、いくつかご紹介します。

スケールが違う！富豪の邸宅群
御影には、かつて明治や大正の豪商たちが建てた大豪邸がそこかしこに建っていました。

住友銀行初代頭取・田辺貞吉や、伊藤忠の創業者・伊藤忠兵衛も邸宅を建てたそう。震災や空襲で失くなってしまったものもありますが、いくつかはそのままの姿を残しているんです。

例えばこれ。

乾汽船株式会社を設立した乾新治の邸宅「旧乾邸」。1936年竣工。とても美しい外壁ですね。

旧乾邸は市の文化財となっています。定期的に観覧会が開催されており、内部を見学することができます。

他にも、こんなに大きな門があちこちに。

大学の門みたいです。

赤く塗ったところは、この地域で最も広い大林邸の塀。人が住むところとは思えない・・・。

おもしろい建築はまだまだあります。
生け花の大家、小原流の記念館（一般には非公開）
白鶴酒造の私設美術館

美術館も多いので、見て回ると楽しそうですね！
国の指定文化財・御影公会堂

「神戸市立御影公会堂」。駅の西側、石屋川沿いを下っていくと現れる大きな建物です。独特なデザインが目を引きます。

1933年竣工で、なんと国の有形文化財に登録されています。映画『火垂るの墓』に登場することでも有名です。

2017年には大規模な改修を終え、今も集会所として多くの地域住民に利用されています。

改修後でも雰囲気は抜群ですね・・・。タイムスリップした気分です。

また、建物の地下には、公会堂設立当時から営業している食堂があるんです。

当初は付近に住む富豪たちのためのお店だったそうですが、いまは誰もがその味を楽しむことができます。とても美味しいと評判だったのでお邪魔しました。

人気のメニューはオムライス。僕は贅沢にオムハヤシ(￥1,100)をいただきました。

美しく輝く卵と、優しい舌触りのハヤシ。

長年愛されてきただけあって、文句なしのおいしさでした。

建物内ではこの食堂だけが、改修されずに当時のまま残っているそうで、ここだけは独特の湿っぽいいい雰囲気を感じます。

昭和初期の神戸に想いを馳せながら、ずっと守られてきた味を楽しむ。

なんだかハマってしまいそうです。