英ロンドン EV都市に向けて始動
記事 兵庫三菱Web編集局 A.Nabeshima 2015.07.09 配信
欧州経済や情報の中心でもあり、歴史と文化が色濃く残る都市ロンドン。古い大聖堂や宮殿と共に、おしゃれなブティックやバーが立ち並び、誰もが一度は訪れてみたい都市ではないでしょうか。そんなロンドンが世界に先駆け、EV都市としての環境整備を進めているそうです。
タクシーもバスも!ぜーんぶEVへ!
ロンドンの乗り物と言えば、黒いレトロなタクシー「black cab」と、赤色の2階建てバスが有名ですね。そんなロンドンですが、2018年より市内を走るタクシーの新規登録を、EVやPHEVなどの温暖化ガスを排出しない車に限定すると表明しました。(ロンドンタクシー2018年から電気自動車を義務化:日本経済新聞)さらに、3300台ある2階建てバスもEV化を進めており、今年10月には初となる完全なEV2階建てバスが走り始めるそうです。着々と、EV都市へと変貌しつつあります。 (ロンドン名物2階建てバスが電気自動車になる:WIRED.JP)
ガソリンスタンドより多い充電スポット!
ロンドンでは2011年から、「ソース・ロンドン」と呼ばれるEV充電スタンドのネットワーク整備とその利用会員制度が開始されました。現在ガソリンスタンドより多い1400箇所の充電スポットが設置され、登録をして年間100ポンド(約19000円)を支払えば、どの充電スタンドでも充電を行うことができるそうです。
3000台の貸電気自動車サービス開始!
ロンドンでは現在約1400カ所の充電スタンドが2018年までに約6000カ所に増える予定だそうです。そんなロンドンのEV都市化に合わせて、来年までに3000台の電気自動車を導入した貸電気自動車事業が参入し、注目を集めています。1時間10ポンド(約1900円)で、市内各地のステーションで利用できるそうです。 「ロンドンで貸電気自動車サービス、16年までに3000台導入へ」(ロイター)
2014年にイギリスで最も売れたEV・ PHEV
いかがでしたでしょうか。ロンドンは世界の都市として、経済や歴史、文化はもちろんのこと、CO2削減に向けて環境問題にも積極的に取り組んでいます。ますます行ってみたくなりますね!ロンドンに限らずイギリスでは電気自動車が普及しており、街でも電気自動車をよく見かけるそうです。以下は2014年にイギリスで最も売れた電気自動車BEST5です。三菱のアウトランダーPHEVは欧州でとても人気なようです。
- 三菱アウトランダーPHEV(三菱自動車)- 5370台
- リーフ(日産自動車)- 4051台
- BMWi3(BMW)- 1274台
- Renault Zoe(ルノー) - 1016台
- テスラ・モデルS(テスラモーターズ) - 658台