世界でのEV・PHEV 販売台数データ[2015年 年間ランキング]
兵庫三菱Web編集局 | 記事 : N.Yokoyama
配信日 : 2016年2月17日 15時30分 JST
【最新】2016年度版ランキングデータはこちら
https://www.hyogo-mitsubishi.com/news/data20170224133000.html
販売台数No.1はテスラモーターズのモデルS
2015年度のEV(電気自動車)、PHEV(プラグインハイブリッド)カテゴリにおける販売台数データが揃いました。いつものようにEVsalesがデータ元です。2015年の年間No.1はテスラモーターズのモデルS。2位は日産リーフで43,870台、そして3位に三菱アウトランダーPHEVで43,259台となっています。アウトランダーPHEVは米国では発売していませんので、そういった点では非常に健闘している結果だと思います。4位以下は下記をご参考ください。
- Tesla Model S(米国)- 51,390台
- Nissan Leaf(日本)- 43,870台
- Mitsubishi Outlander PHEV(日本)- 43,259台
- BYD Qin(中国)- 31,898台
- BMW i3(ドイツ)- 24,083台
- Kandi K11 Panda EV(中国)-20,390台
- Renault Zoe(フランス)-18,846台
- BYD Tang(中国)-18,375台
- Chevrolet Volt(米国)-17,508台
- Volkswagen Golf GTE(ドイツ)-17,282台
- BAIC E-Series EV(中国)-16,488台
- Zotye Z100 / Cloud EV(中国)-15,467台
- Volkswagen e-Golf(ドイツ)-15,356台
- Audi A3 e-Tron(ドイツ)-11,962台
- Roewe 550 PHEV(中国)10,711台
- JAC i EV(中国)-10,420台
- Ford Fusion Energi(米国)-9,894台
- Ford C-Max Energi(米国)-9,643台
- Kandi K10 EV(中国)-7,665台
- Kia Soul EV(韓国)-7,510台
2015年 - 中国勢の台頭が目立つ結果に
ランキングを見てもわかるように、20位中なんと8車種を中国勢が占めています。その背景としては、中国の大気汚染は危機的水準に達していて、首都北京は世界で最も大気汚染のひどい都市とされています。主な原因は自動車の排気ガスで、そのため、厳格な環境規制をスタートさせており必然的にEVやPHEVの普及が進むことになりました。加えて、中国の新車販売台数は年間で約2,500万台(日本は約500万台)です。ランクインしている中国の車種は、ほとんどが中国国内のみの販売ということです。
2016年- トップ3(テスラ、日産、三菱)がどこまで伸ばしていけるか
2016年の注目は、テスラモーターズが新たに発売したモデルXがどの程度販売を伸ばしていくのか、2015年12月にマイナーチェンジを実施して発売開始した日産リーフの動向も気になるところ。そして、欧州と日本中心に販売を伸ばすアウトランダーPHEVが米国や中国でも展開していくのかどうかというところです。EV・PHEVの動向においてほ基本的にこの3メーカーがリードしていくという展開になりそうです。
本データは、EV/PHV/PHEV販売台数調査ブログEV SALESでの公表データを元に作成しています。実際の販売台数と誤差がある可能性がありますので、その点どうかご了承ください。