【世界全体】EV / PHV / PHEV 販売台数ランキングTOP10【2017年上半期】
兵庫三菱Web編集局 | 記事 : M.Saito
配信日 : 2017年9月15日 11時30分 JST
世界全体 販売台数
2017年上半期 | 前年比 | |
1.Toyota Prius Prime/PHV | 26867 | --- |
2.Nissan Leaf | 26591 | -2.1% |
3.Tesla Model S | 25450 | +14.7% |
4.Tesla Model X | 21550 | +206.1% |
5.Zhidou D2 EV | 18693 | --- |
6.BAIC EC180 | 17939 | --- |
7.Renault Zoe | 17324 | +44.5% |
8.BMW i3 | 14531 | +56.1% |
9.Chevrolet Volt | 13391 | +20.3% |
10.Mitsubishi Outlander PHEV | 12787 | -19.7% |
2017年上半期トップはトヨタの新型プリウスPHV
トヨタの新型プリウスPHVは今年2月に国内で発売され、欧米では「プリウスプライム」という別称で先駆けて発売されました。今年1月からの販売台数は図の通りで、2017年1月から6月の累計販売台数において世界トップに輝きました。
旧型から改善した新型プリウスPHV
旧型のプリウスPHVは2012年から市販が開始されましたが、売れ行きは予想より伸びませんでした。そこで、新型プリウスPHVは旧型の欠点を改善。旧型は26.4kmだった満充電からのEV走行距離を68.2kmに伸ばしました(JC08モードでの走行)。旧型から2.5倍も距離が伸びたことにより、実用性がぐっとアップしました。また、デザインも変更され、新型はPHVの名にふさわしい近未来感のある外観になりました。そして、量産車として世界で初めてソーラーパネルによる充電と走行を可能にしました(オプション価格28万800円)。これにより、走行中の電池の消費が抑えられ、停車中も充電が可能になりました。
販売台数が3倍、テスラ・モデルX
2016年上半期では販売台数が7038台だったモデルX。2017年上半期は2万1550台と3倍以上販売台数が伸びました。アメリカ国内だけで8945台、ヨーロッパでは5613台販売され、先立って発売されたモデルSにも引けを取らない人気車種になりました。
フランス国内で圧倒的に売れているルノー・Zoe
フランスのルノー・Zoeが7位にランクイン。Zoeはヨーロッパ内、特にフランス国内で圧倒的に人気があり、世界全体の販売台数1万7324台のうち、5割以上である9242台をフランスが占めています。また、フランス国内では2017年上半期で1万8456台のEV/PHEV/PHVが販売されましたが、その約半分をZoeが占めています。
米国未上陸の三菱・アウトランダーPHEVがトップ10入り
日本とヨーロッパを中心に販売展開しているアウトランダーPHEV。米国ではまだ販売されていませんが、2017年上半期は世界販売数10位になんとか食い込んできています。PHEVのラインナップがドイツメーカーを中心に世界的に増加してきていることもあり、今後、PHEV市場は競争が激化してくることが予想されますが、アウトランダーPHEVには頑張って欲しいところです。
全体の販売台数は昨年の47%増
2016年上半期の販売台数は世界全体で30万6639台。そして2017年上半期は昨年より47%増して45万2329台になりました。図は各年の上半期の販売台数の推移で、年々販売台数は増加傾向にあります。
本データは、EV/PHV/PHEV販売台数調査ブログEV SALESでの公表データを元に作成しています。実際の販売台数と多少誤差があることもございます。おおよその目安としてご参照いただけますよう、予めご了承ください。