世界で最も空気が汚れている都市 TOP20
兵庫三菱Web編集局 | 記事 : N.Yokoyama
配信日 : 2017年8月1日 16時00分 JST
前回、ZEV規制に関する記事を書きました。その流れで、いま現在大気汚染が深刻なレベルになっている世界の都市データがありましたので、それをご紹介していきたいと思います。
原文 : The 20 Worst Cities Worldwide For Air Pollution(statista.com)
大気汚染が深刻なナイジェリア
世界で最も空気が汚れいている都市はオニチャ(Onitsha)。ナイジェリア南部に位置する人口約50万人の都市です。どういった街並みかは興味ある場合は、まあまあ衝撃的な画像になりますがこちらをクリックしてみてください。(オニチャの大気汚染)。オニチャのPM10(大気中の粒子状物質)の汚染レベルは推奨レベルの約30倍とのこと。ランキングを見てみるとアフリカのナイジェリアの強さが際立ちますが、東南アジアも深刻そうです。
大気汚染の改善は可能
大気汚染都市の歴史を遡ると、以前はインド、その前は中国の都市が上位を占めていました。そしていまはアフリカのナイジェリア。これが意味することは、対策次第で大気汚染の改善が可能ということです。
国際エネルギー機関(IEA)は7日、電気自動車(EV)などの世界累計販売台数が2016年に約200万台に達したと発表した。政府が環境規制を強化している中国の伸びが大きく、米国を抜いてEVの世界シェアトップに躍り出た。自動車全体の中でのEVのシェアは0.2%にすぎないが、20年には累計2000万台に増えるとの予想もあり急速に市場が拡大している(EV、世界で200万台販売 中国がシェアトップに : 日本経済新聞 )
中国は国家レベルで環境規制に取り組んでいます。そしていまや世界で電気自動車(EV)のトップシェアを誇るようになりました。
先進国でEVやPHEVの生産を増やすことが鍵
ナイジェリアなど、アフリカ諸国では自動車の普及台数が急速に増加しています。中古車の販売を手がけるビィフォワードというアフリカで超有名な日本企業がありますが、日本で走る役目を終えた自動車たちが、アフリカ諸国に輸出され販売されています。排気ガスを遠慮なく排出するガソリン車がメインです。これが、EVやPHEVに変わる頃には、アフリカの大気汚染もだいぶ改善されているのではないでしょうか。だいぶ未来の話になりそうですが。。