iPhoneで運転できる?米アップルが電気自動車(EV)の開発着手へ
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アップルがEVを開発に着手との報道
◼︎米アップルが電気自動車を開発、日産自・テスラに対抗(ロイター)
2015年2月14日、アップルが電気自動車(EV)開発に参入か!?との報道がありました。これは、米紙ウォールストリート・ジャーナルが報じたものです。ちなみに、つい最近、アップル取締役会の引退が発表されたMillard Drexler氏が、スティーブ・ジョブズ氏が生前、電気自動車(EV)に興味を持っていたと語っていました(→ジョブズ、電気自動車「iCar」の開発を願っていたと判明)。アップルが作る自動車なので、間違いなくあらゆる面でiPhoneと連動するでしょうから、iPhoneの操作ひとつでエンジンを付けたり消したり・・・くらいは当然で、他にも想像かつかないほどの様々なことが可能になるでしょう。
アップルがEVバッテリーメーカーから人材を引き抜きで裁判沙汰に
◼︎Appleが自動車用電池メーカーから人材を引き抜いたとして裁判沙汰に、EV開発は確実か(GIGAZINE)
◼︎Appleの新規採用者には、カーインテリア、変速機、新型車、自動車安全性の専門家までいた(TechCrunch Japan)
アップルからの正式発表はまだありませんので、電気自動車(EV)開発は噂の域を出ていません。しかし、そんななかついさきほど2015年2月20日、アップルが電気自動車(EV)のバッテリーメーカーから人材を引き抜いているとして、裁判を起こされた、との報道が出ていました。これは、アップルが電気自動車(EV)の開発を進めているという噂の信憑性を証明するものと考えることもできます。
アップルのEV生産開始は早くても2020年
◼︎米アップル、2020年にもEV生産開始めざす─関係筋=通信社(ロイター)
ブルームバーグが「関係筋」の話として、現時点では白紙や延期の可能性はあるものの、アップルが2020年にも電気自動車(EV)の生産を開始したいと考えている。と伝えています。2020年には、三菱や日産など国産自動車メーカーや、米テスラモーターズなどの主導により、電気自動車(EV)の普及やインフラの整備はいまより格段に進んでいると予想されますが、アップルの参入は電気自動車(EV)普及を爆発的に加速させるカンフル剤となるかもしれません。
昨年末にはIT企業最大手グーグルも自動運転車プロトタイプを正式公開
◼︎Google、自動運転車の新たなプロトタイプを公開【動画】(ハフィントンポスト)
昨年末には、IT企業最大手の米グーグルも電気自動車(EV)をベースにした自動運転車を正式に公開しています。この正式プロトタイプをもとに、北カリフォルニアの公道での有人テストの後、正式に発売予定。実際の市販にあたっては、既存の自動車メーカーと提携し、別デザインでの販売が有力視されています。EV化に伴い、もはや自動車産業は既存メーカーだけではなく、IT企業なども新規参入できるような市場へと変わりつつあります。
アップルの時価総額は世界ナンバーワン、アメリカ初の7000億ドル超え
◼︎アップル時価総額が7000億ドル超え、米企業初(CNN.co.jp)
iPhoneやiPodで有名な・・・というイメージの強いアップルですが、企業時価総額は世界No1の7000億ドルを計上します。日本自動車メーカー最大手のトヨタ自動車が時価総額が2000億ドルほどですので、アップルの時価総額はなんとトヨタの3.5倍にもなっています。いままで電化製品作っていた企業が急に自動車業界に参入しても、、、アップルにしては珍しく後発だな、、、という意見もちらほらありますが、電気自動車(EV)は電化製品の延長線上ということもありますし、早いスピードで時代は変わっています。アップルのような巨大な企業が他分野に進出するようなことは不思議なことではありませんし、EV市場に目を付けたということは、電気自動車(EV)市場が今後間違いなく拡大していくという公算があってのことだと思います。
アップルが電気自動車(EV)に参入するようなことになれば、本格的に電気自動車(EV)市場が拡大、普及が爆発的に加速するのは間違いないです。三菱自動車も、i-MiEVやアウトランダーPHEVなどを代表に、電気自動車(EV)を推進しておりますが、今後、より良い性能の車種を、どんどん拡げていって欲しいと思います。アップルの情報に関しては正式な発表ではなく。まだまだ確定情報ではありませんが、アップルの動きは今後も注視していきたいと思います。
兵庫三菱 編集局ライター